ラフマニノフ「前奏曲 鐘 Op.3-2」
ラフマニノフ「前奏曲 鐘 Op.3-2」
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ラフマニノフは、1873年生まれのロシア帝国出身の作曲家、ピアニスト、指揮者です。1895年に交響曲第1番を完成させ、2年後の1897年には、ペテルブルクで初演されましたが、これは記録的な大失敗に終わりました。(作品自身の問題でなく指揮者の能力によるとの解釈もございます)この失敗によりラフマニノフは神経衰弱ならびに完全な自信喪失となり、ほとんど作曲ができない状態に陥りました。この挫折から立ち直るべく治療を受けながら彼の努力により、1900年から翌年にかけて、彼の一番の代表作とも言われるピアノ協奏曲第2番を完成させました。自身のピアノ演奏で初演されたのですが、今度は大成功を収め、この作品によってグリンカ賞を受賞し、作曲家としての名声を確立したのです。ラフマニノフは、決して順風満帆とは言えない人生を歩んでいました。
今回の前奏曲「鐘」は幻想的小品集という全5曲からなるピアノ独奏曲集をモスクワ音楽院を卒業した同年の1892年に完成させ、その第2曲にあたる作品です。1892年の10月8日に行われたモスクワ電気博覧会の祝賀会でラフマニノフ自身の演奏で同曲を披露することになり、その演奏は「熱狂を捲き起こした」との非常に高い評価を受け、その後もラフマニノフの代名詞として長く愛される曲となっています。
女子フィギュアスケートの浅田真央さんが2009-2010シーズンにおけるフリープログラムの曲として使用したこともご存じの方は、多いでしょう。
今回の編曲では、この曲の持つ神秘性を表現したシンセサイザー・オーケストラの伴奏とシンプルにピアノのみの伴奏の両方をお付けしています。全く雰囲気の違う2種類の伴奏で、全開のフォルテシモで弾く快感をお愉しみください。
*原曲は、伴奏が嬰ハ短調(#4つ)ですが演奏をし易く二短調(♭1つ)に編曲しています。
演奏時間 約4分30秒
伴奏音源の試聴 Synthe Orch. version(約1分)
セット内容
- 楽譜PDFデータ ①独奏譜 ②伴奏譜(独奏譜との総譜)
- 伴奏音源MP3データ
¥500(JPY)
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