モーツアルト「レクイエムより涙の日（Lacrimosa）」

モーツァルトの最後の作品であるレクイエム（死者のためのミサ曲）は、モーツァルトの死によって作品は未完のまま残され、弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーにより補筆完成されました。ヴェルディ、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられています。
1791年の8月末にモーツァルトがプラハへ出発する直前、見知らぬ男性が訪ねてきて、匿名の依頼主からのレクイエムの作曲依頼ですと、高額な報酬の一部を前払いして帰って行ってしまったというミステリアスな事柄がレクイエムの作曲の動機となっています。9月中旬、プラハから戻ったモーツァルトは、レクイエムの作曲に取りかかりましたが、体調を崩しがちとなり、11月20日頃には床を離れられなくなり、12月になると病状はさらに悪化し12月5日の未明に、惜しいことに35歳の若さで他界してしまいました。1984年のアカデミー賞を受賞した映画「アマデウス」ではこの経緯について依頼主は、同時代の音楽家サリエリが仮面をつけて行ったもので、モーツァルトがこれを亡き父の亡霊によるものと勘違いをし、死の世界からの誘いであると、心も体も次第に衰弱してゆくことが描かれていました。
この商品の伴奏音源は、ピアノ伴奏に加え、現代風にシンセサイザーのオーケストラに編曲した伴奏データもセットに含まれていますので、雰囲気を変えて演奏をお愉しみいただけます。

演奏時間　約3分00秒

伴奏音源の試聴 Piano version（約1分）

伴奏音源の試聴 Synthe Orch. version（約1分）

セット内容

• 楽譜PDFデータ　　①独奏譜　②伴奏譜（独奏譜との総譜）　
• 伴奏音源MP3データ

￥500（JPY）