ムソルグスキー「Desire - 願い」

ムソルグスキーは、1839年生まれの「ロシア五人組」の一人で国民楽派に分類される作曲家。クラシック・ファンなら誰もが知る管弦楽曲『禿山の一夜』、ピアノ組曲『展覧会の絵』などが代表作です。
若き頃にバラキレフに師事し、ベートーヴェンなどのドイツ音楽を学びましたが、その後、自由な独学で作曲をするようになり、26歳になった頃から写実的な歌曲の作曲を始めました。この「Desire - 願い」は、1866年の作品でハイネの詩 Ich wollt,meine Schmerzen ergössen を歌詞として書いた歌曲です。因みにこの詩には、メンデルスゾーン、チィコフスキーを始め、数々の作曲家が歌曲にしています。歌の内容としては、思いを寄せる相手に自分の気持ちを風に乗せ、相手の心に伝わり、その思いが満ちるよう願った、切なる気持ちを歌ったものです。神秘的で美しい、ムソルグスキーの隠れた名曲です。
レント＆ヴィヴァーチェの編曲では、主題の繰り返しを入れ、原曲のピアノ伴奏も変えています。このラブ・ソングを気持ちを込めて演奏されてはいかがでしょうか。
*原曲は、ロ短調ですが演奏が、しやすくイ短調にて編曲しています

演奏時間　約4分20秒

伴奏音源の試聴（約1分）

セット内容

• 楽譜PDFデータ　　①独奏譜　②伴奏譜（独奏譜との総譜）　
• 伴奏音源MP3データ

￥500（JPY）