グラズノフ　バレエ音楽「四季」Op.67より「秋～小さなアダージョ」

グラズノフは、1865年ロシア・サンクトペテルブルクの富裕な出版業者の家庭に生まれの作曲家であり音楽教師、指揮者です。名前を聞いても、あまり馴染のない方も多いかもしれませんがロシア楽壇における民族主義（ぺテルブルク楽派）と国際主義（モスクワ楽派）を巧みに融和させた交響曲、協奏曲、バレエ音楽、その他多くの作品を残した優れた作曲家です。
グラズノフは、9歳でピアノの、13歳で作曲の学習を開始。ロシア五人組のかつての指導者バラキレフは、グラズノフ青年の才能を認め、その作品をリムスキー＝コルサコフに紹介しています。「バラキレフは、14歳か15歳の高校生の作品を、何気なく私のところに持ってきた。それがサーシャ・グラズノフの曲だった。あどけない手法で作曲された管弦楽曲だった。青年の才能は疑いようもなく明らかであった」とリムスキー＝コルサコフは回想しています。
この作品は、1900年に初演されたバレエ音楽「四季」の「秋」の第2曲「小さなアダージョ」という曲です。抒情的で一度聞いただけで、その美しいメロディが印象的な名曲です。金管楽器、木管楽器、弦楽器のいずれでも独奏で美しい演奏が楽しめるお薦めの作品です。
*原曲はイ長調ですが演奏がし易いように変ロ長調にて編曲しています。

演奏時間　約3分30秒

伴奏音源の試聴（約1分）

セット内容

• 楽譜PDFデータ　　①独奏譜　②伴奏譜（独奏譜との総譜）　
• 伴奏音源MP3データ

￥500（JPY）