ショパン「雨だれ Op.28 第15番」

ショパンはフランツ・リストを介して女流作家のジョルジュ・サンドと出会い、急接近し、交際が始まりました。二人は、煩わしいパリのゴシップから逃れ、また体の弱いショパンの静養をかねて、気候に恵まれたスペインのマジョルカ島で一冬の愛の逃避行を楽しむことにしました。ショパンがマジョルカ島に滞在していた頃はちょうど地中海性気候の雨の多い時期で、長く降り続く雨が前奏曲『雨だれ』の完成に影響を与えたとも言われています。曲の中間部分では、不安と死を連想する暗く激しい曲想に変わりますが、やがて安らかに窓からしたたる雨だれを連想させる曲想に戻り、二人の幸せな日々を思い浮かべさせてくれます。
＊冒頭に前奏を加えています。原曲は変ニ長調ですが演奏をし易くハ長調にて編曲しています。

演奏時間　約4分30秒

伴奏音源の試聴（約1分） 

セット内容

• 楽譜PDFデータ　　①独奏譜　②伴奏譜（独奏譜との総譜）　
• 伴奏音源MP3データ

￥500（JPY）